デザイナー編 第5話転職しながらスキルアップ!デザイナーは渡り鳥

キャラクター紹介 【WEBマンガ】明日から本気だす。~タロウとワカバのデザイン業界奮闘記~ | デザイナー編 第5話 【WEBマンガ】明日から本気だす。~タロウとワカバのデザイン業界奮闘記~ | デザイナー編 第5話

Q「離職率が低い会社=良い会社」なのですか?

A一概に、そうとは言い切れません

離職率には法律などで定められた定義・計算方法がないため、内容が企業によって異なるのが現状です。極端な話、「(この1ヶ月間は退職者がいないから)離職率ゼロ!」としてPRすることも可能です。離職率の低さだけが強調され、「なぜ低いのか?」の理由が明確にされていない場合は、注意が必要です。


また、「離職率の低い会社」が必ずしも「社員がイキイキと働いている会社」というわけでもありません。社員の平均勤続年数が長いということは、組織の高齢化により若者が昇進できない可能性が高いということでもあります。いつも同じメンバーで同じように仕事をしてスキルの習得を怠った結果、「転職したくてもできない社員ばかり」というケースもあります。


離職率の高い低いではなく、「働きやすい職場を実現するために、企業が具体的にどのような努力をしているか?」という点に注目してみましょう。そこに共感できる会社なら、「あなたにとっての良い会社」といえます。

Q電車の広告などで「年収の大幅アップした成功者が続々!」など書かれていますが、本当でしょうか?

A年収の下がる割合も意外に多いのが現状ですが、自己分析で自分のセールスポイントを見極め、それをマッチした会社に上手くアピールできれば、年収アップも十分可能です

実際に転職で年収が大幅アップした人はたくさんいますが、決して簡単なことではありません。転職先が求めているスキルを持っていることはもちろんのこと、それを相手にうまく伝える能力も必要になってきます。自己分析をして、「なぜ今の会社から転職する必要があるのか」「自分を雇うことで相手にどんなメリットがあるのか」などを明確にしておきましょう。


最後に、「年収アップ」という言葉にこだわりすぎるのは危険です。家賃補助などの福利厚生や社員持ち株制度なども考慮すると、一見 収入増に見えても、総合的に見てみると収入減になっている場合もあるので、年収の額面上の数字だけで判断しないように気をつけましょう。

漫画制作:サイトウナツミ(web